未来の坊主のたわごと

1992年生。お坊さん見習いやってます。

死を考えると、今すべきことが見えてくる。

今日は4月12日なので、2016年の4分の1がすでに終わったことになります。
うわーはやいわー。この3ヶ月なにしてたんやろーってなります。

あたりまえですけど人生は1回しかないんだったら、後悔しない人生の方がいいってみんな思うと思います。

でもそんなこと言うてると「いやいや。起きてご飯を食べて友達とあったり働いて帰って寝る。こういう毎日が人生なんでしょ?」って自分が投げたブーメランに自分の肉をそぎ落とされそうな気持ちになります。その通りなんですけどね。

ちなみに話はそれるんですけど、こないだ地元の友達に「仏教って、悟ったら輪廻転生できるようになるんやろ?」って言われました。仏教のことそこそこ知ってる人ならこの質問がいかに仏教を履き違えてるか分かると思うんですけど、僕はそこに深い洞察を得た気がしました。ほんで「そやな」って言うときました。

死から考える「今を生きる」こと

社会人になると目の前にノルマが与えられ、それを達成しようと一生懸命になります。
あるいは自分で決めた目標を達成しようと常に目の前の現実に躍起になってしまいます。

そこで、自分が向かってる方向が果たして自分の望んでいるものなのか、今一度見直す機会を持つことが大切だと思います。

僕たちは普段、無意識のうちにたくさんの選択をしています。
そして就職、転職、結婚、離婚など自分の人生を大きく変えてしまうような場面にも出会います。
理想の生き方が定まってくると、人生の軸となり自分の意思決定を支えてくれます。

遠くに感じている「死」を引き寄せて考えてみることは、
他の人ではなく、自分の価値観に基づいた生き方を選ぶ手助けをしてくれるはずです。

寝る前にちょっとだけそんな時間を作ってみてはどうでしょう。